お祖母さまが長年大切にしてきたエメラルドリング。
妹や娘たちに使ってもらいたいとリフォームのご相談をいただきました。
プラチナ枠にエメラルドが1石、バケットカットダイヤが4石ありますので、この宝石を使用して、妹さん、娘さん、お二人のお孫さんと4人へ贈るジュエリーへリフォームさせていただきました。
妹さんへ、エメラルドとバケットカットダイヤモンド1粒を使用したプラチナ枠のペンダント。
四角のバケットカットダイヤモンドを使用して3本のリングへ。
プラチナリングを娘さん、
イエローゴールドリングを二人のお孫さん、
4つのジュエリーに生まれ変わりました。
お祖母さまのプレゼントが、それぞれの大切なジュエリーとなって、これからも長く親しまれることでしょう。
ジュエリーを受け継ぐ大切さ
宝石や貴金属で作られたジュエリーは強い耐久性を持つものも多く、10年、20年ではなく、100年、200年と経っても変わらないものもあります。長く使えるものだから、そのジュエリーが何代と渡って受け継がれることもあります。
だから、そのジュエリーがご親族との悲しい別れの時に受け継がれることもあり、私たちはその場面に関わらせていただくこともございます。残した側の気持ちと受け継ぐ側の気持ちと、お互いを想う素敵な気持ちに触れさせていただくことがあります。
残されたジュエリーから残した方の気持ちが、情報として得られたり感じたりすることもあります。残されたジュエリーから、強い絆や愛情を感じることもあります。
受け継いだジュエリーのリフォームに関わる中で、単にデザインを変えるだけではない、残した側と受け継ぐ側の想いを大切に感じながら製作させていただいております。
このようにジュエリーを通じて、人として大切なことを再確認したりもします。責任のある製作作業でありますが、お客様の期待にお応えできるように、できるだけお客様のニーズに寄り添いながら、丁寧に製作を行ってまいりたいと思います。